婚活特集に寄せて

たまたま手に取ったフリーペーパーの婚活特集での要旨、「相手選びのストライクゾーンを広げよう」に違和感を感じた件。
今までの条件を「どストライク」「ストライク」「アウト」に分けて自問してみようとのことで、それまで「酒・煙草NG」だった人が「節度を持って楽しむ人ならアリ」になって可能性が広がった!って言うんだけど…いや、本人満足してるんだからいいんだろうけど…、いいの?と思って。
私自身は「ちょっと気になるならとりあえず付き合っちゃいなよ」論者で「なんで妥協してまで付き合わなきゃいけないのよ」論者と討論になり「なんでって理由なんかないけどまぁ経験?可能性を広げる?てか妥協しろって意味ではないんだけど、う〜ん」て瞬間に立ち戻った。う〜ん。未だに言語化できない。
話は変わって、時々なんでカップルが誕生するという奇跡が世の中にありふれているのだろう、と思う。だって好きな人に好きになってもらえるって、気が遠くなる程の奇跡だと思うの。でも私はモテないながらも(ヲタなのでヲタからだけは無闇にモテる)ながら人生で3度奇跡を起こしている。それは「なんかよさげ」「ぴんと来ちゃった」でハンティング体勢に入ってたからだと思う。そして最後の一件で世界最愛の人を見つけ結婚に至ったわけだ。
私が言いたいのは「条件付きで相手探して、それ楽しいの?」ってこと。私のタイプは室伏だけど、旦那は生憎マッチョどころかぽっちゃりだし、彫りも深くないし、文化系。しかも煙草もお酒も大好き。代わりに面白くて懐が深くて趣味が合うのです。これは全然条件にはなかった項目。趣味は合わなければ合わない方が世界が広がって楽しいし。
だから「条件を下げろ」「妥協しろ」「“アウトじゃない”条件を探せ」とかいう結局は採点方式で相手を探して幸せなのかしら、って。私、マッチョで非喫煙者でも旦那以外と結婚したくないんだもん。
このご時世出会いがなくて、割に出会いを求める情報が膨大で、抽出条件が必要なのは分かってるつもりではいるんだけど…私だってさすがに30歳年離れてたらヤダなとかあるけど…。
久し振りに「う〜ん」てなったよ、て話です。「いい加減な男と時間を無駄にしたくない」との反論がおありの方はもうお好きなように聞き流して頂ければいいと思うの。