突然の別れ

彼とは大学入学当初に知り合って以来長い付き合いだ。
私は彼の健康的なのルックスに一目で魅了された。
それ以来嬉しい時も悲しい時も彼と一緒に過ごしてきたのだ。
時には私の不注意から彼を傷付けてしまう事もあった。
それでも彼はいつも優しく許してくれた。


今日、その彼は新しい道を歩み始める。
新しい人とこれからの人生を歩むのだ。
妬ましい気持ちはない。ただどうか幸せでいて欲しいと思う。


別れが突然過ぎてまだ何が起こったのか把握しきれない。
だから涙どころか悲しむ気持ちすら湧いてこない。
でも人生の新しい門出には涙よりも笑顔が似合うはずだ。
だから私は振り返らず微笑みながらつぶやく。




元気でね、マイチャリ。




仙台チャリ(オレンジ)の処分に困っていたら研究室の先輩が譲ってよ、との事。傷だらけなのに良かったのかなぁ。押しつけたみたいだ。お陰様で用事が一個片付きました。よかった。