ゐざり入る

しばらく住所不定無職(22)の女になっていたaullyですこんにちは。
自宅でお正月を迎えた今朝、こたつから出るのが嫌で物一つを取るにものそのそと這い出すように移動してます。
そいや『源氏物語』ではよく「ゐざる」って語を見るけど室内での移動はハイハイだったのかしら。男君が女君の寝室に忍び込むときなんかは「ゐざり入」ってる気がする。そういう場面では女君は「われかの心地してわななきたまふ」気がするんだけど、震えてる暇があれば逃げられるよね？空蝉は衣を脱ぎ捨てて別室に移るし落葉宮は塗籠に逃げるけど。そういうとこの差に人物造形のされ方の違いがあるんだろうけど。
そんな話をしたら父が眉をひそめた。そりゃそうだ。常識人が聞いたら「夜這い」なんてエロ話よね。私の卒論テーマの「垣間見」だってノゾキですよ。夕霧は覗き魔。きゃー！
卒論書き終えたらまず『源氏物語』麻痺のリハビリをしないと。世間様からエロキャラだと誤解されたら大変だもの。