発表終了後、ぞろぞろと研究室に引き返した。
前回発表もしてないのに補足資料を命じられた時とは比べ物にならない程青ざめていた(らしい)。
そういえば去年も演習発表でぼこぼこ(論にすら触れてもらえなかった)になったときも、お茶飲み部屋にいたその授業に出ていない留学生の方に「柿でも食べな?甘くておいしいよ」と無言のいたわりをして頂いたっけ。
私はどうやらものすごく顔に出やすいっぽい。
今回も一瞬にして全てを悟ったDの留学生の方から「でもひとまず終わってよかったですね」とねぎらいの言葉を頂いた。
声が詰まってお返事すらできなかった。
そのあとがまひめ様から1時間くらい慰めスピーチとでもいうべきものを頂いた。
がまひめ様は何でこんなにも後輩を想って下さってるんだろう。
こんなどうしようもない後輩なのに。
内容は主に先生へと質問者への文句で、私はそれに対しては何も思ってなかったんだけど、必死で話をして頂いているというだけで胸がいっぱいになった。ここで始めて気持ちがゆるんで涙がこぼれた。学校で泣くなんて本当に最低なんだけど、情けなさとありがたさとでこらえきれないものがあった。


これらの温かい言葉に対して、それよりも一番効果があったのは、なんてとても言えないけど。
やっぱりボスの一言。




「寝ろ」


うわ、的確。


「一晩寝ろ。それで考えろ」


うっせ!演習に出て来もしなかったくせに!昨日まで試合があったのがなんだ!小研発表担当がなんだ!
この発表はお前に一番聞いて欲しかったよ。
自分の発表資料を印刷しに部屋に来た時に、パニクる私(その時「ありえない」「ほんっとにありえない」だけを連呼していた)を一目見てこの言葉だからね。洞察力?とたまには惚れた男を誉めてみる。
ところで関係ないけどこのブログをボスに見つけられたら私はこの世にいられないわ。絶対。