はい、その「来週」ですよ

専門の話ばかりで恐縮です。所詮浅葱風情なんで以下の内容は学術的根拠に欠けまくっていると思います。話半分で御願いします。


発表は無事に終わってました。活発な質疑もあったし、するどい指摘も頂き、先生に「いや、これはいくらなんでもないなぁ、うん。風が吹いて桶屋は儲からないよ」と引っ繰り返されるという引導も渡されたし。充実そのもの。卒論どうしよう…
何はともあれ、その質疑の中で大学寮についての質問の多いこと!私は光源氏の夕霧に対する厳しい教育の意図について論じたわけだけど、そしたら大学寮について分かってなきゃ何にも分からないわけですわ。だから申し訳程度だけど大学寮についても発表資料にできる限りコンパクトにまとめていた。
でも質問があまりにも集中しているので、先生は


「じゃあ来週大学寮についてまとめてきてね」


と仰った。
私は頭が真っ白になった。これでも5階と8階を往復して、「このまま行けばaullyさんは日本史でも卒論出せるんじゃない」と妻帯のドクターに馬鹿にされ激励して頂くまでに勉強しつもりだし。それを全否定された思いだった。
「学令にも目を通してきてね」
とは言うものの大宝だの養老だの京都に都すらなかった頃の法律見て何になるの…てことは六国史全部目を通したり?嘘でしょ?延喜・天暦までとは言え膨大だろう。ただでさえawayの分野なのに…
「簡単でいいから」と仰って下さるけど、大学寮なんてとても一言じゃ説明できないし。せめて大学寮の何について説明すればいいのかがわかれば良かったんだけど、とうらめしく思った。


まぁ一週間も経てば鼻で笑えるけど研究室に引き返してきて泣いた。吐き気と胃痛がひどかった。