大学、行ってない。卒論、してない。

また週休二日とってしまった。ヤバイ。
今はしかたなく家でできる作業(卒論関係)をしてる。家でできる作業とはすなわち「気になった本文を抜き出してワードで打ち込む」というものであって、これは埒のないことかと言えばまぁそうとも言え、退屈なものかと言うと別にそうでもない。
ただ、今はやってるのは少女巻。少女巻ではわが愛しのマイダーリン・夕霧が大活躍する。そんなわけで私は興奮してしかたがない。
以下、夕霧(光源氏の息子)と雲居雁との幼な恋が雲居雁の父親である内大臣(昔の頭中将)にバレ、引き裂かれるという涙々のシーンを新全集から引用。

かたみにもの恥づかしく胸つぶれて、ものも言はで泣きたまふ。「大臣の御心のいとつらければ、さばれ、思ひやみなんと思へど、恋しうおはせむこそ理なかるべけれ。などて、すこし隙ありぬべかりつる日ごろ、よそに隔てつらむ」とのたまふさまも、いと若うあはれげなれば、「まろも、さこそはあらめ」とのたまふ。「恋しとは思しなんや」とのたまへば、すこしうなづきたまふさまも幼げなり。(「少女」巻 新全集③56)




・・・い、息が荒いのはちょっとそこを走ってきたからですってば。どきどき。


「古文は宇宙語☆」とか言う一部の宇宙人を置いてきぼりにした日記になってしまいそうだね。もうしてるけど。置いてきぼりにされて誰も困らないだろうという考えがぱっと浮かんだけど、私は気にしてないので強調部分を台本チックに訳すよ


(三条宮。二人、互いに気恥ずかしくて、何も言わず泣いている。)


夕霧:「大臣のやり方はあんまりだから、もうキミを諦めてしまおうかとも思うけど、それでもどうしようもなく恋しくなるんだろうね。どうして今まで逢える間にもっと逢っていなかったんだろう」


雲居雁:「あたしも・・・そう思うよ・・・」


夕霧:「ボクのこと好き?」


雲居雁:(黙ってうなずく)

雲居雁ラヴ!!!!


てか「恋しとは思しなんや」って!単調直入すぎ。大好きマイダーリン☆
でもこの単刀直入っぷりが問題なのかもしれないけどね。